キャンピングカー生活をしながらフリーランスとして働く。今回はそんな自由で魅力的なスタイルを実践している私たち夫婦の日常をご紹介します。
「働きながら旅するなんて難しそう」と思われるかもしれませんが、キャンピングカー生活での仕事タイムの考え方や、その時間をどうやって確保しているのか、私たち夫婦のリアルな経験をお話しします!
旅先ならではのエピソードやフリーランスならではの楽しさもお話しできると思います。自由な生活に憧れている方、参考にしていただけたら幸いです。
キャンピングカー生活と仕事のスケジュール
キャンピングカー生活って、何よりも「自由」なイメージがありますよね。私たちも最初はそう思っていましたし、実際にそう感じることも多いです。
でもその「自由」を最大限楽しむには、ある程度の計画も必要だなと改めて実感しています。特にフリーランスで働くとなると、それなりにスケジュールの組み立て方が重要なんです。一週間、一か月をどう過ごすか考えるだけで、夫と私ではけっこう違うんですよね。

まず夫の場合ですが、元々エンジニアらしくスケジュールをしっかり組み立てる派です。例えば日本一周旅をしているとき、1か月の目標として「このエリアを回ろう」とざっくりしたプランを立て、その上で翌週の仕事予定とも重ね合わせるんです。そして「天気がいい日には外で作業」「雨の日は移動しながら車内で集中作業」といった具合に、柔軟にアレンジしていました。
ちなみに私はその予定を聞くのがちょっと面倒だったりもしました(笑)。でも夫の予定があるからこそ、スムーズに次の絶景スポットに向かえたり効率よく旅ができたのも事実なんですよね。
一方私のスケジュールはどちらかというと「その日の気分次第」。ブログを書くのも写真編集をするのも景色に影響されちゃうことが多くて。
例えば海のそばでテントを広げた日は、波の音が心地よすぎて全然集中できなかったりするんです。その代わり、夜に星空を見上げながらひらめいたことをササっと書き留めたり。でもそれがまた夫にも刺激になって「じゃあ明日は山の方に行こうか」とか言われるんですよ。
なんだかんだでお互いのペースが融合していたのが楽しかったですね。
キャンピングカー生活を送りながらスケジュールを考えるとき、もう一つ大切なことが「週に一度のなんちゃって会議」。
これ、ちょっと大げさな名前ですけど(笑)、車内テーブルでコーヒーを片手にやってたんですよ。「来週はどの辺りを回ろうか?」「その間、いくつか仕事の締切があるけどキッチンカー用のスペースでこなせる?」なんて話し合いをして、細かく決め事情をすり合わせるのが習慣になりました。
これがあると驚くほどストレスが少なくなったんです。
ちなみに一週間の使い方って、時期によって全然変わるんですよね。例えば北海道にいた夏は比較的ゆっくり観光の時間をとっていました。でも冬の時期に四国を回ったときは、温泉めぐりと締切作業が思いのほか重なって忙しかったです。でもそれも含めてキャンピングカー生活の醍醐味だなって思います。
計画どおりにいかなくても、
「それならこれで大丈夫」って柔軟に切り替えるのが、この暮らしのコツなのかもしれません。
移動中や旅先での工夫:働き方と生活の両立
キャンピングカー生活をしながら働くって、正直最初は想像すらできませんでした。でも実際にやってみると、お互いうまくやるための工夫が自然と身についてきたんです。
それに何と言っても自由度が高いので、
忙しい中でも楽しさを見つけられるのがこの生活の魅力だと思います。
移動中の仕事:夫は集中、私は隙間時間
移動中に仕事が必要な時、うちの夫はオンライン会議に参加したり資料作成に集中する時間を作っています。車を移動させる場合で言えば、例えばどこからどこまでは私が運転を担当して夫は後ろのラウンジスペースでカタカタとパソコンを叩いてる、といったことを決めるんですね。
こうした決めごとをしておくと、ストレスなくスムーズに事が進むんですね。
「コンビニ休憩ついでにコーヒー淹れるね〜」なんて、キャンピングカーならではのちょっとしたリズムも作れたり。逆に私は移動中はSNSの投稿アイデアを書き溜めたり、ブログの下書きをスマホでパパっとやってしまうことが多いです。
夫婦の得意なタイミングを生かして役割を切り分けると、スムーズにいくというのが私たちの発見でした。

旅先での工夫:絶景でのリモートワーク
旅先では立ち寄る場所もちょっと工夫します。
例えば富山の海沿いの駐車場にキャンピングカーを停めて、その場がその日だけのオフィスです。夫はこうした時「この景色、半端ない!」って言いながらノートパソコンをセットするんですよね。
絶景を目にすると、仕事のモチベーションがぐっと上がるんです。
私の場合はその横で写真を撮ったり、Instagram用の投稿を作成したりして過ごしています。実際その日の投稿がフォロワーさんから「最高のロケーションですね」ってコメントをもらえたりすると、本当に嬉しい気持ちになるんです。
「働き時間」と「リフレッシュ時間」のバランス
夫はわりとしっかり時間を区切って休憩を入れる人です。
最初は「お昼前くらいまではバリバリ働く!」ってちょっと真面目すぎかな?なんて思ったけれど、そのおかげで夕方以降は完全オフになってのんびり絶景を眺められるのがいい感じです。
私は好きな時に仕事を差し込むタイプ。
「朝、心が動けば作業するし、調子が乗らない時は午後から集中」という感じですね。
そんな違いがあるので、お互いに気を遣わず「今は夫の時間・私の時間」と心に留めるだけで、喧嘩にもならず結構スムーズにいっています。
夫婦で見つけたリズム
ある日は、夫婦二人揃ってのんびり夕食作りに時間をかけることもあります。
例えば青森で採れた新鮮なお魚をフライパンで焼きながら、「どう?いい香りしてきた?」なんて冗談を言い合ったり。それもまた“生活”の一部であり、仕事との両立に一役買っている大事な時間です。何気ない会話が、日々のストレスの発散にもなっている気がします。
キャンピングカーでの働き方って、普通のオフィス環境に比べたら大変な部分もあります。でも逆に、いつでも絶景が見えるオフィスにいるようなものだと考えたら、文句のつけようもないです。
夫婦で楽しいと思えるリズムを見つける、それが秘訣かもしれませんね!
朝や夜のルーティーン
キャンピングカー生活をしていると、一日の始まりと終わりがその日の気分や場所によって少しずつ変わるんです。でも夫婦二人にとっての「小さなルール」はすごく大切で、それがあるからこそフリーランスとしての仕事もしっかり続けられるし、穏やかに一日を過ごせるんですよね。
朝は基本的に夫の方が先に起きます。
夫は6時頃に目を覚まし、まずはコーヒーの準備。キャンピングカーの小さなキッチンでお湯を沸かす音とかコーヒーの香りが漂う時間って、なんだか特別な感じがします。
私はというと、少し遅れて7時くらいに起きることが多いです。夫が作ったコーヒーを飲みながら、のんびり窓の外の景色を眺めるのが朝の楽しみになっています。特に自然豊かな場所だと外に出て体を伸ばすだけでエネルギーをもらえる気がするんですよ。
夜になると、夫婦でできるだけ一緒に時間を過ごすように心がけています。
夫は夕方のワークタイムを終えると、「今日の夕飯どうする?」と声をかけてくれることが多いです。キャンピングカーの中で一緒に料理をすることもあれば、近くのおいしいお店や道の駅を探して外食を楽しむこともあります。日によって夫の釣果で新鮮なお魚が手に入るときは、夫が張り切って腕を振るうことも!
そんな日は私もついつい「すごくおいしいね!」って褒めちぎることが多いです(笑)。

夜は満天の星空を眺めるのが日課。
寝る前にはお互いにその日の感想を一言ずつ言い合うんです。「今日は仕事がすっごくスムーズに行ったよ!」とか「この景色、明日も見たいね」っていう感じで、なんでもない会話なんですけど、これが私たちの絆を深めてくれる気がします。
キャンピングカー生活というと不規則なイメージもあるかもしれませんが、こうやって自分たちなりのペースを作ることで仕事もプライベートも満喫できています。もちろんトラブルもありますよ。
例えば、一度夫が水タンクの管理を忘れてしまって夜中に水が足りなくなるという事件もありました。でもそんな時だって、後で笑い話にできるのが夫婦二人旅のいいところだと思います。
キャンピングカーでの朝と夜って、普段の生活では絶対に味わえない特別な時間。大切なパートナーと一緒だからこそ生まれる小さなルーティーンが、私たちの毎日を楽しく愛おしいものにしてくれています。
まとめ
キャンピングカー生活を送りながらフリーランスとしても活躍するというスタイルは、とても自由で楽しい暮らし方だと感じています。
私たち夫婦にとっては、一緒にそうした時間が過ごせるのは確実にお互いの絆を深めるきっかけにもなってますし、自分たちのペースで仕事ができて色々な場所も巡れるというのは、この生活の大きな魅力だと思います。
これからも絶景や秘境を目指しながら夫婦での時間を大切に使い、フリーランスとしての新しい働き方を模索していきたいと思います。少しでも「こんな生活もあるんだな」と感じていただけたら嬉しいです!
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