私たち夫婦は、春の陽気に誘われるように、関東からキャンピングカー生活をスタートして東北、北海道へと北上する旅を計画。今年も待ち遠しい桜前線やこれから始まる新緑の風景を求めて、日本各地をのんびり巡ることにしました。
私たちが今回の旅で楽しみにしているものの1つが「家族での再会」。春が過ぎ、木々の葉が少し色づき始める秋には、神奈川に住む長男との久しぶりの再会が横浜で待っています。
季節ごとに移り変わる日本の景色を楽しむだけでなく、各地での家族との思い出づくりもこの旅の大切な要素。横浜での再会を考えるだけでワクワクしてしまいました。
私たち夫婦のキャンピングカー生活、息子との再会がどんなものだったか、ご参考までにご紹介!
横浜での家族再会の喜び
日本一周の途中、秋のちょうど過ごしやすい頃、私たち夫婦は横浜で長男と再会する計画を立てました。キャンピングカー生活を始めて以来、遠くに住む家族との時間は本当に特別に感じます。

この日は横浜赤レンガ倉庫と江ノ島を巡る予定で、「どこで再会しようか?」と、夫とワクワクしながら話していました。
夫は横浜市内の観光スポットを調べつつ、「赤レンガ倉庫なら駐車場に余裕があるかな?」とキャンピングカーの便利さを生かそうとしていて、相変わらずの計画好きに思わず笑ってしまいました。
そして、ついに再会の瞬間。赤レンガ倉庫前の広場で、少し照れた表情の長男が手を振ってくれたのを見た瞬間、胸がじんわりと温かくなりました。「なんだかまた背が伸びたんじゃない?」なんて冗談を言いながら、久しぶりの家族水入らずの時間がスタート。
夫も満面の笑顔で、「おい、元気だったか!」と少し大きな声を出し、周囲の観光客にちょっぴり注目されるひとコマもありました。
お昼は息子オススメのカフェテラスでランチを楽しむことに。
秋の柔らかな日差しのもと、横浜の海を眺めながらサンドイッチをほおばる時間のなんと幸せなこと。息子は普段の生活や仕事のことを色々と話してくれて、「新しい仕事、結構楽しいよ」と少しだけ大人の顔を見せてくれました。
私たち夫婦にとっては、キャンピングカー生活のゆったりした時間と対照的な、都会の忙しさの中で頑張る息子を感じる大事なひとときでした。
再会だけでも心が満たされる日でしたが、これから横浜を一緒に観光すると思うとさらにワクワクが増します。
「江ノ島も寄ってみたら面白そうだよね」と夫が言うと、長男も「実は行ったことないんだ」と意外なひと言。観光の計画を話しながら、ちょっとした親子トリップが幕を開けたのでした。
関連)
キャンピングカー生活のルートの考え方!滞在期間や自宅に戻る頻度についても詳しく
横浜赤レンガ倉庫など、はしゃぐ夫と息子に大笑い
秋晴れの爽やかな日、私たち夫婦のキャンピングカー生活も日本一周の旅を始めてすでに何ヶ月と経っていました。この日は特別な日で、長男が住む神奈川で久々に再会を果たします。

その待ち合わせ場所に選んだのが、横浜市にある「横浜赤レンガ倉庫」。観光スポットとしても人気のこの場所で、久しぶりに家族3人揃って楽しもうと計画しました。
朝早くキャンピングカーで赤レンガ倉庫に向かい、駐車スペースを確保。
基本、駐車場の確保は早朝行動が鉄則!キャンピングカーだと場所を取るので事前調べが欠かせません。でも今回はうまくいきました。到着した私たちは横浜の海風を感じながら、長男を待つ時間をワクワクしながら過ごしていました。
ほどなくして長男が到着。
久しぶりに見る姿に、私も夫もつい笑顔がこぼれます。挨拶もそこそこに、夫が「赤レンガのイベント、この前調べたんだけどチョコレート祭りやってるらしいぞ!」と熱弁。なんと、チョコ好きの長男を喜ばせるために、独自に調べていたようなんです。
長男も負けじと「父さん、甘いものって苦手だったよな?まさか自分のためじゃなくて僕のため?」とニヤリ。私たちも大笑い!こうして再会早々、ツッコミたっぷりの楽しい時間が始まりました。
赤レンガ倉庫ではしゃぎすぎ!
赤レンガ倉庫内では、色々なお店を巡って食べ歩きを楽しみました。チョコレートや横浜の地ビール、老舗ベーカリーのパンなど、食べ物が充実しているので目移りしてしまいます。
そんな最中、夫が突然「写真撮ろう!」と言い出して、おどけたポーズを取るからまた大笑い。
写真に収まらないようなコミカルな動きに、周りの子どもたちからも拍手される始末。息子が「父さん、完全に主役になってるよ!」と突っ込むシーンは、今思い返してもお腹がよじれるほど面白い思い出です。
一通り赤レンガ倉庫を見て回った後は、近くの海を見渡せるスポットでひと休み。
潮風が気持ちよく、水平線に並ぶ船の姿が絵になる風景です。この静かな時間、普段の忙しい日常から離れて、家族で心を許せる会話ができるのはキャンピングカー生活のおかげだな、としみじみ感じました。
夫と息子が楽しそうに釣りについて語り合っているのを見ると、やっぱり家族のつながりっていいものですよね。横浜という場所の魅力もあり、さらに絆が深まった1日となりました。
関連)
50代夫婦のキャンピングカー生活の妻の本音は?女性から見たメリット・デメリット
夜の横浜もキャンピングカーは大活躍
日が暮れても横浜の魅力は続きます。長男との再会を喜び合った昼間の賑やかなひと時を振り返りながら、夜の横浜の街並みを楽しむことに。

キャンピングカー生活をしていると、車中泊の自由さが身に染みてありがたく感じます。この日も、横浜市内に車中泊ができる駐車場を見つけて、夫婦と息子でまったり過ごしました。
まず、夕方には横浜赤レンガ倉庫のライトアップを見に行くことにしました。昼間に見た赤レンガ倉庫も素敵でしたが、ライトアップ後の幻想的な雰囲気には思わず息をのみました。
夫と長男は、「写真撮ろうよ!」とテンション高めで大はしゃぎ。
二人で「あっちの角度がいいんじゃない?」なんて言い合いながら何枚も撮影しているその姿に、私は笑いが止まりませんでした。結局、私が撮ってあげた写真が一番良かったみたいで、「さすがお母さんだね!」と少し褒められて満足です(笑)。
その後、キャンピングカーに戻って、持ってきていた簡単な食材で夜ご飯を作りました。
夫が「今日は俺が腕を振るうよ!」なんて言い出したものだから、キッチン(とは言えコンパクトな車内の調理スペースですが)を任せることに。横浜港を眺めながら食べた夫特製のパスタは絶品でした!
やっぱり毎日自炊しているだけあって腕がどんどん上がっています。ただ息子は「ちょっと味が濃いかな?」と一言。夫がショックを受けていましたが、「でもこの味、仕事終わりに食べたらちょうどいいかも!」とフォローされてすぐに元気になっていましたよ。
車中泊の準備に取り掛かるときも便利でした。横浜の夜風を浴びながら三人でのんびりした時間を過ごし、「やっぱりキャンピングカー生活っていいよね」と改めて思いました。
息子も「こういう自由な暮らし、楽しそうだな~」なんて言ってくれて、少し誇らしくなったのは秘密です。
横浜の街にはどこか家族の絆を深める力があるような気がしました。そんな素敵な夜を過ごせたのも、キャンピングカーの存在があったからこそ。
いつもは夫婦二人だけの生活が多いですが、この日は息子を交えてさらに特別な思い出となりました。
横浜デイアウトを振り返って
横浜で過ごした1日は、思い出がいっぱい詰まったとても楽しい時間でした。秋晴れの中、大好きな長男と再会し、横浜の魅力を再確認する旅になりました。
キャンピングカー生活をしていると、いつでもどこでも自由に移動できるので、こうやって家族と気軽に集まれるのも嬉しいところです。
横浜赤レンガ倉庫で出会ったあの瞬間、久しぶりの親子の再会に、なんだか胸がじんわりと温かくなるような感覚がありました。息子が手を振る姿を見ながら、「大きくなったなぁ」と改めて感じたりして。夫も「おお!久しぶり!」と満面の笑みで、息子をぎゅっとハグしていました。
このちょっとした光景だけでも、私には映画のワンシーンのような感動がありました。

その後、横浜赤レンガ倉庫を観光しながら江ノ島へ移動したのですが、このドライブがまた楽しかったんです。キャンピングカーだからスペースが広いので、息子もリラックスしながらおしゃべりしてくれて。やっぱり家族っていいな、と改めて実感しますよね。
途中で夫と息子が「じゃんけんで負けたら次コンビニでアイス!」なんていう謎のゲームを始めたりして、なんだか子どもの頃のようでした。私はそのやりとりを横目で見ながら大笑いしてしまったんですけど、そんな無邪気さがあると旅の空気が一層明るくなりますね。
長男とのランチも最高でした。「湘南丼」という海の幸たっぷりの丼ぶりをいただきましたが、新鮮なお刺身の味わいとボリュームにびっくり。これを食べていた時に夫が、調子に乗って「俺もこんな料理作れるようになるぞ!」とまた張り切りだしたんですけど、多分あと数年は無理かな(笑)。
でも、その気持ちがまた愛おしくて、この夫婦の旅に新たな楽しみが増えそうです。
夕方、江ノ島の海岸で夕日を見ながらみんなで写真を何枚も撮りました。普段はあまり撮らない私たちですが、この日ばかりは「家族で残す写真があってもいいんじゃない?」なんて話しながら、自然な笑顔でパシャリ。
夫も息子も私も、全員が本当にリラックスしていて、なんだかほんのり幸せな空気が漂っていました。
夜は横浜市内の駐車場でキャンピングカーに戻り、息子を送り出した後に夫としみじみと話をしました。「やっぱりこういう時間って大切だよね」と夫が言うので、私もうんうんと頷きましたね。
キャンピングカー生活、時々大変だなと思うこともあるけれど、こうやって家族で過ごす楽しさや自由さを思えば価値は十分。これからも夫婦二人で、時には息子たちも巻き込みながら、旅を続けたいと思います。
まとめ
今回の横浜でのデイアウトは、キャンピングカー生活をしている私たち夫婦にとって、まさに家族の絆を再確認できる素敵な時間となりました。
長男と久しぶりに会えるという特別な場面で、横浜赤レンガ倉庫や江ノ島といったロケーションが、その喜びを何倍にもしてくれた気がします。息子と夫がはしゃぐ姿にはつい大笑いしてしまいましたし、秋の横浜の美しさは心に深く刻まれています。
また、キャンピングカーの存在は、やはり大きかったです。夜の横浜市内での車中泊も快適で、便利さを改めて実感しました。日本一周の途中、こうして家族との再会を楽しみながら、新しい土地の魅力を発見していけるのは、キャンピングカー生活の醍醐味だと感じます。
母としても妻としても、家族が一緒に笑い合える時間を持てることは本当に幸せで、そんな当たり前のようで特別な瞬間をもっと大切にしていきたいと思いました。
これからも私たちの旅は続きますが、神奈川の横浜で過ごしたこの日の思い出は、間違いなくその中でも特別なものになるでしょう。
コメント