キャンピングカー生活を始めてから、私たち夫婦は釣りなどにもハマり、更にハマったのが「温泉巡り」です。単に温泉に行くんだったら別に普通では?なんて思いますが、それらとは全然違った楽しみ方ができるんですね。
夜遅くまでのんびりと湯に浸かったり、観光地の喧騒が去った後のゆったりとした時間を楽しんだり、キャンピングカーだからこその魅力がたくさんあります。
途中で荷物を車に置いて身軽に行動できるのも嬉しいポイント。何より次の目的地へ自由自在に移動できるので、名湯を巡る旅にはぴったりです。
今回はそんなキャンピングカーで巡る温泉の楽しさについて、私たちのちょっと笑える失敗談や思い出とともにお伝えしますね!
普通の旅行と何が違う?キャンピングカーならではの温泉巡り
キャンピングカーでの温泉巡りって、一言で言うと「自由そのもの」というのが、普通の旅行とは大きく違うところです。
例えば以前私たち夫婦が草津温泉に行ったときのこと。
普通の旅行なら、まず宿にチェックインして、時間が決められた夕食や朝食に追われる感じ、ありますよね。でもキャンピングカー生活ではそんな決まりごとがありません。
夜遅くになってから温泉街をぶら~っと歩いて、観光客がほとんどいなくなった静かな露天風呂でのんびり。普通の旅行ではあまり考えられないような贅沢な時間の使い方ができるのが、キャンピングカー生活の中での温泉巡りになると思います。
キャンピングカーでは自分たちの「家」がそのまま移動している感じだから、荷物の心配をしなくてもいいんです。温泉の後、すぐに車に戻ってのんびり休憩できるのも快適です。そうそう、この前箱根の温泉でタオルを忘れたことがあったんですが、「あっ車に多めに入ってる!」と。こういう気楽さも嬉しいポイントですね。
他の宿泊スタイルだと、タオルを忘れた!って気づいたらすぐコンビニ探しに行かないといけないですもん。^-^;)
他にも、これもキャンピングカー温泉旅の楽しみのひとつになると思いますが、温泉巡りの途中で地元のスーパーで名産品を買って車内でゆっくり食べたりすること。そうした場所で知り合った他のキャンピングカー旅の方と「次はどこに行くの?」なんて話すのも楽しいですよね。
以前アメリカから来ていたトムさん(キャンピングカー巡りしてます)という方と話したときは、彼が「日本の温泉文化は驚くほど素晴らしい」と言っていて、なんだか自分たちもまた嬉しくなっちゃいました。
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キャンピングカーでの温泉巡りは、私たち夫婦にとって心からリラックスできて、その土地ならではの雰囲気も味わえる特別な楽しみ方なんです。普段の生活では味わえない解放感、これが魅力ですね!
キャンピングカーでこそ巡りたい温泉3選
では続いては、キャンピングカー生活の醍醐味を活かして、私たちが訪れた中でも特に記憶に残る温泉を3つご紹介します!
それぞれがユニークでとても印象深い体験でしたので、共有していただけると嬉しいです。(*´▽`*)
やっぱ草津温泉でしょ(群馬県)
まずトップバッターとして登場するのは、言わずと知れた名湯「草津温泉」。

キャンピングカーを道の駅「六合」で停めて、
夜遅くに草津の湯畑周辺を散策しながら温泉に入りましたが、これがまあ最高!
昼間は観光客で賑わっている草津も夜になると静かで、温泉街の雰囲気がぐっと落ち着くんです。ライトアップされた湯畑をぼんやり眺めながら「こんな贅沢な時間を過ごしてるなんて、夢みたいだね」と夫と話したのを今でも覚えています。
ちなみに、草津温泉では地元の「外湯めぐり」という文化も楽しめます。浴衣姿で数々の温泉を回る人々を見て、「次回は私たちも挑戦しよう!」と思いました。キャンピングカー生活って、こうして次の旅のアイデアがどんどん膨らむのが楽しいですね。
野天風呂しきぶ温泉(福井県)
次にご紹介するのが、自然の中で体を癒せる福井県のお気に入りスポット、野天風呂しきぶの湯。

こちらはキャンピングカー旅のついでに立ち寄ってみた温泉施設なんですが、大当たりでした!
温泉施設そのものも良かったのですが、設備が充実していて、旅の途中にちょっとチャージしたいときにはピッタリ。広い駐車場があるのでキャンピングカーで行っても安心です。
しかも帰りに夫が「地元の人がオススメしてくれたお土産屋に寄ろう」と提案して、福井名物のへしこまで買うことに。「こういう小さな旅の発見が増えるから、キャンピングカーの旅っていいよね」と夫婦二人でしみじみ話していました。
湯布院温泉(大分県)
最後におすすめしたいのが「湯布院温泉」。

有名な観光地なので行ったことのある人も多いと思いますが、キャンピングカーならではの楽しみ方があるんですよ。
私たちは湯布院の中心街から少し離れた場所に車を停めて、夕暮れの時間に入浴しに行きました。このときが本当に忘れられません。
ちょうど夕日が山々に沈んでいく時間で、そのオレンジ色の空を眺めながら露天風呂に入ろうとした時、夫がしみじみと言ったんです。
「この景色も旅も、なんだか全部がご褒美みたいだね」って。
正にそんな感じで、ゆったりした時間を楽しもうとした時に気が付きました。
「タオルを忘れた!」
「え?どうするの?」と大慌て(笑)。
結局貸しタオルを使ったんですけど、夫はずっと「次から忘れ物チェックはちゃんとしようね」って笑いながら言うんです。かなりドキドキしましたが、こんな思い出ができるのもまた旅のいいところですよね。
湯布院では温泉も素晴らしいですが、周辺のカフェやお土産屋さんを回るのも楽しいです。私たちのお気に入りは、温泉帰りに寄った金鱗湖近くの小さなはちみつ屋さん。
甘い香りが漂う店内で、地元産のはちみつをたっぷり試食しました。湯布院でしか手に入らないという限定品を見つけて、すっかりテンションが上がりました。(*´▽`*)
以上、私たちがキャンピングカー生活で出会った、特に印象に残った温泉3選です。いやー、こうやって振り返ると、どれも素晴らしい時間でした!
キャンピングカー生活だからこそ温泉巡りをこんなに自由で楽しくできたのかもしれません。これからも更にお気に入りの温泉に出会うことになると思いますが、皆さんも是非体験してみてくださいね。
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キャンピングカーで温泉巡りするときの注意点や失敗談
キャンピングカーで温泉を巡るのって本当に自由で楽しいんですけど、その分、いろいろな小さなトラブルもつきものなんですよね。私たち夫婦も最初の頃は何かといつも失敗してました(笑)。
ここでは、そんな経験から得た注意点やエピソードをご紹介していきますね。
駐車場探しで苦労しました
まず温泉施設の駐車場問題。
観光地の温泉って、意外と大きなキャンピングカーが停められる駐車場が少ないんですよね。
ある日、静岡県の某温泉施設に行ったとき、駐車場が狭すぎてハイエースがどうにも入らなかったことがあったんです。「私が誘導するから!」なんて言いながら頑張ったんですが、結局隣のスーパーの駐車場にこっそり停めさせてもらうことに。
でもこれ、やっぱり施設利用者としてはちょっと気が引ける行為ですよね。以来、事前に駐車場の条件を調べる習慣がつきました。
入浴後の冷えこみ対策を忘れた!
次に、温泉に入りすぎて車中泊で冷えた体に困った経験もあります。
これは新潟の露天風呂を訪れた冬の話。
入浴後にキャンピングカーに戻ったら、外と車内の温度が低すぎて体がしんしんと冷えてしまったんですよ。私は慌てて夫に「この寒さ、エアコンつけても無理かも…」と漏らしてしまったほど。
結局、温泉施設で買ったタオルを毛布代わりにしてなんとか凌ぎましたが、その後必ず電気毛布を持参するようになりました。
皆さん、特に冬の旅行では、車内での寒さ対策もしっかりしておいてくださいね!
道の駅の混雑と温泉の距離感
また「道の駅で車中泊して、近隣の温泉に行こう!」と思ったことがあったんですが、これも落とし穴が。
群馬のある温泉を訪れた時、道の駅が思った以上に混雑していて車中泊するスペースが確保できず、急いで別の場所を探すことに。
しかも結局見つけた場所から温泉までが意外と遠く、「だったら最初から近くの宿を取ればいいのに…」と少し苦笑いした覚えがあります。
道の駅に泊まる場合は、休日や観光シーズン以外を狙うのがおすすめです。
まぁこうした失敗があってこそ、夫婦の役割分担も自然とできるものです。
例えば夫が駐車場や温泉のリサーチを担当して、私は準備や片付け。そしてトラブルが起こったときは…基本、夫婦で笑って乗り切る!これが大切かな、と最近思います。
特に初心者の方は「完璧なプランじゃなくても大丈夫」という心構えを持っておくといいかもしれませんね。
そんなこんなで、失敗も含めてキャンピングカー生活の温泉巡りは本当に思い出になります。「キャンピングカー生活だからこその温泉巡りの楽しみ方」、たっぷり経験して、自分たちのベストな方法を見つけてみてくださいね。
まとめ
キャンピングカー生活での温泉巡り、少しは伝わるようでしたら嬉しいです。
普通の旅行と違って、キャンピングカーならではの自由さを満喫できるのが何よりの魅力ですよね。特に草津温泉で夜遅くにゆっくりと入浴できたことや、荷物を車内に置いたまま移動できる便利さは手放せません。
登山や釣り帰りについでに温泉!ということもできますし、何よりその日の気分で好きな温泉地に行けるワクワク感もたまりません。
もちろん失敗談もありましたが、それもまた楽しい思い出の一部。これからも夫と一緒に新しい温泉地を求めてどんどん旅を続けたいと思っています。
みなさんもぜひ「キャンピングカー生活だからこその温泉巡り」、挑戦してみてくださいね!
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