キャンピングカー生活を始めてから初めての冬を迎えた私たち夫婦。秋には神奈川で長男と会いましたが、その次は関西に住む次男との再会です。
次男とは大阪で金曜日の夜に待ち合わせをし、土日は親子3人でキャンピングカーならではの小旅行を満喫しました。次男が進学を機に家を出てから数年。社会人生活の中で一段と逞しくなった彼との久しぶりの楽しい時間は、何とも言えない特別なものでした。
今回は息子との温かいエピソードや私たちの「家族旅行」をお届けします。キャンピングカー生活の魅力や家族の再会の素晴らしさを、少しでも感じていただければと思います!
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関西で次男との再会
12月、キャンピングカー生活を続けながら四国・九州へ向かう途中のこと。夫と一緒に関西へ立ち寄り、次男と再会することにしました。
次男が就職してからは、家を離れて関西での一人暮らし。そのため顔を合わせる機会も少なくなり、久しぶりの親子団らんを楽しみにしていました。

次男とも事前に連絡を取り合い、金曜の夜に大阪駅で待ち合わせ。「仕事終わりだからそんなに遅くならないよ」と次男が言っていましたが、案の定少し残業になったとのことで到着は予定時刻より少し遅め。
でも久しぶりに駅で再会した次男を見て、思わず「あら、一段と逞しくなったね!」と声をかけてしまいました。社会人生活をしっかり送っている様子が伝わってきて、母としてなんだか胸がいっぱいになりました。
再会後、まずは次男の案内で大阪・梅田周辺へ。「せっかくだし、ここはキャンピングカーじゃなくてたまには外食しようよ」と提案してくれたので、地元の人が通うという居酒屋へ。次男おすすめの串カツやたこ焼きを堪能しながら、父子の会話も弾んでいました。
次男が「最近、兄貴(長男)とは連絡取ってる?」と聞き、ちょっとした兄弟の近況話に花が咲く場面も。夫が「二人とも離れて住むようになってから、本当にしっかりしてきたね」と感慨深そうにつぶやく姿が印象的でした。
こうして金曜日の夜は、次男と三人で賑やかにスタートしました。
キャンピングカー生活ならではのフットワークの軽さもあり、週末は大阪・神戸と巡る小旅行を企画しています。これからの数日、どんな楽しいことが待っているのか、わくわくが止まりません!
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夜は温泉付きRVパークに一緒に泊まる
次男は関西での生活がうまくいっているからでしょう、とても頼もしく思えました。その日の夜は、大阪郊外にある温泉付きのRVパークを予約しておきました。

キャンピングカー生活をしているからこそ、こういったスポットのありがたみが増すんですよね。チェックインしてからまずは3人で温泉へ。露天風呂でリラックスしながら、次男の仕事や関西での生活についてあれこれ聞いてみました。
「大阪って聞くだけで楽しそうだけど、実際に住んでみてどうなの?」と聞くと、次男は「もう完全に馴染んだ感じやな。もう地元みたいになってきたで!」と笑顔で答えるので、安心しました。
彼が関西弁をポロッと使ったりするのも、ちょっと面白かったです。父親である夫も、「関西らしいな~。お前、いつからそんなに言葉がうつったんや?」と驚いていました。
温泉でひと汗流した後は、RVパークに戻りキャンピングカーで軽い夜ご飯を用意。夫お手製の簡単なキャンピングカー飯で、次男の好物であるオムライスと温めたスープを出しました。
次男は「え、オムライスとか作れるん?めっちゃ上手いやん!」と驚いた表情で一気に平らげていました。キャンピングカー生活を始めてから夫の料理の腕はどんどん上がっていて、こういう瞬間に喜んでもらえるとやって良かったなと思います。
夜の会話では、兄弟の話題も出ました。次男が「兄貴、最近どうしてるん?」と聞くと、夫が「お前の兄貴、相変わらず仕事ばかりや。でもこの間結構釣りに行ってたぞ」と答えて、3人で「やっぱり似てるな~」と笑いました。
兄弟が離れた場所でそれぞれの生活を満喫しているというのも嬉しいものです。
キャンピングカーの中で寝るのは次男にとって初めてのことだったようで、「これ、おもろいやん!もっと狭いと思ってたけど、案外快適やな」と驚いていました。寝袋を敷いて横になる彼は、「明日、めっちゃ楽しみにしてるから!」と一言残して眠りに落ちました。
温泉でリラックスし、美味しいキャンピングカー飯を囲みながら語り合ったこの夜は、夫婦にとっても次男にとっても特別なひとときに。本当に楽しい夜となりました。
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キャンピングカーで次男とめぐる大阪の旅
次の日(土曜日)の朝、温泉付きRVパークでぐっすりと目を覚ました私たち夫婦と次男。
前夜にたっぷり近況を語り合ったせいでしょうか、なんとなく心が軽く、楽しい一日になる予感がしていました。この日は次男の案内で、大阪をキャンピングカーで巡る旅に出ることになりました。
まず向かったのは、大阪市内にある次男お気に入りのカフェ。
淀屋橋近くにひっそりと佇むその小さなお店は、地元の人々に愛される隠れ家的な場所でした。次男いわく「ここ、パンがめっちゃ美味しいんやで!」とのこと。いただいたクロワッサンはバターがたっぷりと染み込んでいて、外はサクサク、中はふわっと柔らか。
夫も「このクロワッサン、絶対家では作れないな…車内で何かアレンジしてみたくなるけど」としみじみ。こうして朝から家族全員の胃袋が満たされ、楽しい一日のスタートを切りました。
次に向かったのは、大阪天満宮周辺。天満宮のすぐ近くには、商店街が広がっており、散策だけでも十分楽しめます。
この時、夫と私はキャンピングカーの駐車をしている間、次男が一人で商店街をウロウロ。戻ってきた次男の手にはなんと串カツ!「朝ごはん食べたばっかりやん!」と笑ってツッコむ私たちに「これ、外せへんやろ?」と次男。
お兄ちゃんも一緒にいたら、この関西ノリで笑い崩れていただろうなと思いながら、私たちも結局一緒に串カツを少しだけつまんじゃいました。
そして午後は定番の道頓堀へ。
次男が「ここ、昔からお気に入りやねん」と紹介したたこ焼き屋さんで軽い昼食を。出来たてアツアツのたこ焼きを受け取り、キャンピングカーが待つ駐車場に戻りました。
カウンター付きの小さなテーブルで、家族だけのたこ焼きタイム。「車内やけど、なんや落ち着くなあ」と次男がポツリと言うのを聞いて、内心ちょっと嬉しくなりました。思い出深い時間です。
最後は、大阪梅田スカイビルの展望フロアへ。
ここからの眺めは、本当に息を呑むほどの美しさ!「こんな景色、初めて見た」と次男が感慨深げに言うと、夫も頷きながら、「普段のキャンピングカー生活では、また違う風景を楽しむことが多いけど、たまにはこんなのもいいな」とポツリ。
この夫婦のキャンピングカー旅がこれからも素敵な思い出になるような予兆を感じた瞬間でした。
こうして、大阪の街を次男と一緒に巡り、観光というよりも“地元感覚”を味わいながら終えた1日。キャンピングカーだからこそ叶った特別な旅だったのではないでしょうか。
そして何より、次男の大阪生活のほんの一部を垣間見られたのが一番嬉しかったのかもしれません。
神戸まで足を延ばし意外な人に巡り合う
次男との楽しい週末もいよいよ最後の日曜日。次男も次の日は仕事があるから、限られた時間を目一杯楽しもうという雰囲気です。
「神戸に行こう!」と言い出したのは次男の方。大阪周辺で小旅行するくらいかなと思っていた私たちにとって、ちょっとしたサプライズ。

それにしても神戸なんて、おしゃれな街を提案するなんて。次男、ちょっと見直したかも。
キャンピングカーで神戸の街に向かう道中、車窓から見える景色が都会から徐々に港町らしい雰囲気に変わっていく感じがいいですよね。
なんだか前回訪れた横浜と重なる部分もあって、夫と「そういえば長男とはこんな風に横浜を回ったっけ」なんて話もしました。兄弟で似てる部分があるなとしみじみ。
きっと大人になった彼らだからこその趣味や感性なんでしょうね。
さて、神戸に到着して次男が案内してくれたのは美味しいコロッケが有名なお店。この辺りのことをそんなに詳しいわけでもなかったはずなのに、おすすめをしっかりリサーチして案内してくれるなんて、成長したなあと感動していたんです。
で、少し落ち着いてから「ちょっと紹介したい人がいる」と言われ、現れたのは…なんと、綺麗な女性。まさか、これ、彼女さん?
驚き過ぎて一瞬言葉が出ませんでしたが、笑顔で「初めまして」と手を差し出されて、私たち夫婦もすぐに気が抜けてしまいました。
彼女はKさんといって、とてもにこやかで素敵な方でした。まさかこんな形で彼女を紹介されるとは。でも、どうやら次男の計らいでこのタイミングにしたようです。
実は夫婦共々「次男が彼女を作る日が来るなんて」とどこかで実感が薄かったんですよね。特に次男は兄に比べて小さい頃は甘えん坊でしたから。
でもこうやってしっかりとした女性と付き合っている姿を見たら、成長の証なんだなと感じました。そして、次男が自分の意思でこうやって家族に話してくれたこと自体が彼の信頼のような気がして、なんだか胸が温かくなりました。
こういう日が来るとわかっていても、ちょっと寂しいのは親だからでしょう。
一緒にコロッケを頬張ったり、笑いながら写真を撮ったり。なんてことない時間が次男たちの大切な思い出になればいいなと思いますし、案外こちらも楽しませてもらいました。
その後、彼女のKさんとは別れたのですが、次男が本当に嬉しそうにしていたのが印象的で、夫と「これは応援しかないね」と軽く乾杯した夜でした。
彼女さんもきっと素敵なキャンピングカー旅仲間になれるんじゃないかしら(笑)
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まとめ
次男との関西での再会は、キャンピングカー生活をしているからこそ実現できた特別なひとときでした。特に息子が逞しく成長した姿に触れることができたのは親として嬉しくもあり、少し誇らしく感じましたね。
キャンピングカーは、家族で過ごす時間をより濃密にしてくれる素晴らしいツールだと思います。家で待つだけではわからない息子の暮らしぶりや、彼が大人として踏み出している一歩一歩を感じることができたのは、毎日の移動が可能な生活だからこそかもしれません。
特に兄弟話や、仕事の話、そして将来について語り合う時間は宝物です。
こういった家族との時間を持つことの大切さを改めて感じるとともに、キャンピングカー生活の新しい魅力を再発見した旅でもありました。これからも息子たちが住む地を訪ねながら、家族の絆を深めていけたらと思います。
次回は長男も一緒に、兄弟そろって再会できる日が楽しみで仕方ありません。(*´▽`*)
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