キャンピングカー生活は海外ではどんな感じ?日本との違いをアメリカの友人に聞いてみた!

キャンピングカー生活と聞くと、私たち夫婦が楽しんでいるような「日本全国を旅しながら過ごす暮らし」を思い浮かべる人が多いかもしれません。でも海外ではこのキャンピングカー生活のスタイルが少し違うんです。

日本とアメリカ、それぞれの事情や文化の違いが面白くて、今回アメリカから日本を訪れたキャンピングカー生活経験者のトムさんに出会っていろいろ話を伺いました。「キャンピングカーを家そのものとして住む」なんて話を聞くと、日本とは全く違う景色が見えてきますよね!

この記事では、そんなトムとの出会いや感じた違い、意外な発見についてご紹介していきます。きっと読んだら、キャンピングカー生活の魅力をさらに知りたくなるはずです!

トムとの出会いは道の駅!まさかのキャンピングカー生活仲間だった

ある日の夕方、私たち夫婦はいつものように日本各地でお世話になっている道の駅に立ち寄りました。夕飯の買い出しをしようと地元の新鮮な食材をチェックしていると、駐車場で一台の大きなキャンピングカーが目に留まりました。

車体には英語で「Adventure is out there!」と書かれていて「観光客かな?」と思っていた矢先、車の中から陽気で親しみやすそうな男性が現れました。

その男性こそ、今回主人公のトムです。

トムのイメージ図。本当もっと都会風な感じの青年みたいなかんじなんですけどね。(笑)

トムはアメリカから来日し、ワーケーションを兼ねて日本を旅していたそうです。しかもその旅のスタイルが「キャンピングカー生活」だというではありませんか!

私たち夫婦もキャンピングカーを使った旅をしている最中だったので、「まさか日本で海外から来たキャンピングカー仲間に出会うなんて!」と一気に親近感が湧いてしまいました。

私も夫もそれなりに英語は話せるので、気さくな感じのトムと話してみると、日本でずっと憧れだった「キャンピングカー旅」を叶えるため、レンタルキャンピングカーを借りて日本を周遊中とのこと。

道の駅でご飯用の食材を調達しに来たところ、偶然私たちと隣同士になったのです。彼はアメリカでも何年もキャンピングカー生活(英語ではフルタイムRVライフと言うそう)をしていた経験者で、その豊富な知識とエピソードに私たち夫婦は目を丸くするばかりでした。

トムとの道の駅ディナー

その日の夜、トムと意気投合した私たちは各々のキャンピングカーで用意した料理を持ち寄って、一緒に道の駅でディナーを楽しむことにしました。

主人が得意のアウトドア料理をふるまう(満面の笑みで凄く気合が入ってる様子(笑))と、トムは「美味しい!これが日本の味か!」と大感激。

逆にトムが作った料理はアメリカンスタイルのバーベキューで、これもまたボリューム満点で美味しかったです。

食事の最中、「アメリカと日本のキャンピングカー生活、どんな違いがあるの?」と質問してみました。トム曰く「アメリカではキャンピングカーは単に旅行のためのものじゃなくて、家そのものなんだ」とのこと。

家そのもの?

例えば家具やキッチン、トイレ・シャワーだけでなく、なんと洗濯機まで付いているキャンピングカーも普通らしいです。まさに動く家ですね!

トムのキャンピングカー生活談に驚き!

トムにはアメリカでのフルタイムキャンピングカー生活の面白いエピソードがたくさんあり、どれも興味深かったです。

「RVパーク」という広大な専用キャンプ場に泊まりながら、景色の良い場所でリモートワークをしていたと言います。

キャンピングカー生活って、私たち夫婦にとっては、気軽に旅を楽しむための「移動する家」みたいな感覚なんですけど、なんとアメリカでは「家そのもの」と考える人が結構いるみたいなんです!

トムが言うには、アメリカでは固定資産として家を買うのではなく、キャンピングカーという選択肢を選ぶ人もたくさんいるそう。家具やキッチン、シャワーやトイレの設備はもちろん、「洗濯機付き」なんて車も珍しくないんですって。

これを聞いた時、夫は「それ、もう完全に動くマンションだよね!」と大仰に驚きながら笑っていましたよ。

ちなみに、トムの拠点はアメリカの西海岸。いわゆる「RVパーク」というキャンピングカー専用の施設が景色の良い場所にたくさんあって、電源や水道、下水処理はもちろん、Wi-Fiまで完備されているらしいんです。

トムはそうした場所に長期滞在しながら、リモートワークをしていたそうです。なんて効率的で羨ましいライフスタイルでしょう!

キャンピングカー生活の感覚が違う

実際、私たち夫婦がハイエースでキャンピングカー生活を始めた理由は「自由で気軽な旅をしたいから」でした。でもトムの話を聞くと、私たちの「旅」の感覚とは全然違うことがよく分かりました。

あちらでは「住む」という感覚が当たり前のようで、日本のように「旅行するための道具」として使うことは少ないみたいです。

他にもトムから面白いエピソードもたくさん聞きました!トムとの出会いと同じように、彼がRVパークで仕事をしていたら、隣に停まった夫婦がピザを焼いていて、その場で分けてもらった、ということもあるようです。

私たちも道の駅でいただいた地元の差し入れなどが心に残っていますが、アメリカでもキャンピングカー暮らしならではの「人とのふれあい」があるんだなと思いました。

こうした話をきっかけに、夫は密かに「アメリカのキャンピングカー生活もいつか体験してみたい」と思い始めているみたいです(笑)。

ただ私たちはまだ海外に自分たちのキャンピングカーを持ち込むのはちょっとハードルが高いって感じています。トムと話して日本とアメリカのキャンピングカー生活の違いを知ることで「旅」そのものの捉え方が少し変わった気がします。

アメリカと日本の違いを聞いて思ったこと

キャンピングカー生活をしていると、「どこで泊まるか」は毎日の大切なテーマになりますよね。アメリカのキャンピングカー事情に詳しいトムの話を聞いて、私たちは本当に驚きました。

なんとアメリカでは「RVパーク」と呼ばれる専用のキャンプ場が街ごとに整備されているんですって。それも、ただの駐車場と思ったら大間違い!電源や水道、下水処理にWi-Fiまでしっかり完備。こんな贅沢な環境なら、長期滞在も気軽にできちゃいますよね。

トムによると、週単位や月単位で借りるのが普通だとか。まさに「住む」感覚なんだなあと感心しました。

一方で、日本のキャンプ場は全然違います。

トムが「日本のキャンプ場は旅人向けの“短期型”中心で驚いたよ」と言っていましたが、確かに私たちも納得。例えば家族で日帰りバーベキューする感覚で利用する場所が多いですよね。

あと日本のキャンピングカー旅で欠かせないのが「道の駅」や無料駐車場での車中泊。これ、トムから見たら相当ユニークらしく、「そんなにたくさん場所があるのか!」とビックリしていました。

夫は「アメリカみたいに整ったRVパークがあれば、もっとキャンピングカー生活が普及するのかもね」と言っていましたが、トムからすると日本の「比較的自由な」車中泊文化も新鮮に映るようでした。

私たちも、安心・安全に車中泊できる場所をどう探すかは確かに重要だなあと再認識。

車中泊アプリやSNSを活用する方法もありますが、文化の違いを考えると面白いですよね。どちらにもそれぞれの良さがあるんだなあと感じました。

トムが羨ましがったポイントとは

「道の駅グルメって最高じゃない?」と目をキラキラさせて話すトム。彼が日本に来て一番感激したのが、道の駅での食体験だったんです。

新鮮な地元の野菜や果物、さつま揚げや焼きたてパンといった惣菜まで、リーズナブルな価格で並んでいる様子に大興奮。しかもその場で食べられるスペースがあるところも多いので、「アメリカでは絶対に見られない文化だよ」と大絶賛でした。

アメリカだと、長旅の食料調達は大型スーパーで大量買いというスタイルが主流らしく、こうした地元密着型の買い物体験自体が珍しいそうなんです。

そしてもうひとつトムが「羨ましい!」と声を大にして言ったのが日本の「温泉文化」。

「アメリカのRVパークにはプールやジムがあってそれも便利だけど、やっぱり温泉は特別だよね。しかもこんなにたくさんあるなんて信じられない!」

なんて感動していました。

それを聞いてつい夫と私は顔を見合わせて笑っちゃいました。私たちにとっては日常の一部だけど、確かに温泉があるってキャンピングカー生活をより豊かにしてくれるポイントですよね。

さらにトムが感心していたのは、日本の治安の良さ。

アメリカでは「夜は人気のない場所ではなかなか寝られないこともあるよ」とのこと。でも日本ではどこに行っても安全で夜ぐっすり安心して休めるのがいいね、と言っていました。

特に治安の悪い地域によくある車上荒らしのリスクについて心配する必要がないのが素晴らしいと言っていました。また日本のキャンピングカー事情ならではのゴミの少なさや設備やルールが整っていることも、トムにとっては驚きだったようです。

トムと話しているうちに、私も自分たちのキャンピングカー生活の良さを改めて実感しました。

当たり前に思っていたことが実はとても贅沢なことだったり、他国では珍しいことだったりするんですよね。道の駅の存在や地元の温泉、そして安全・便利なキャンピングカーライフが日本にあること、本当に感謝したいなと思いました。

まとめ

今回アメリカのトムと出会い、話を聞いてみて、キャンピングカー生活の違いがいろいろ見えてきました。日本では「旅」の手段としての印象が強いですが、アメリカでは「住む」スタイルが主流のようです。

この違いに驚きつつも、トムが絶賛した「道の駅グルメ」や「温泉文化」は、日本ならではの強みを再発見するきっかけになりました。

キャンピングカー生活を楽しむためのスタイルは本当に多種多様ですが、「どちらが良いか」ではなく、自分たちに合った楽しみ方を見つけることが大切だと改めて感じました。これからもそんな“私たちらしいキャンピングカー生活”を探していきたいですね!

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